昔の町並みがそのままに

人気急上集中の観光スポット、石川県!

昔の町並みがそのままに

金沢三大茶屋街を見て回ろう

加賀藩といえば、加賀百万石であるというフレーズを何処かで聞いたことがある人もいるでしょう。松田利家が徳川家康より与えられたその領地こそが信頼の証であり、そして加賀藩が当時江戸の世にて大きな権力を有し、さらに街として繁栄していた証にもなっているのです。その後栄転は語る事もない、先に紹介した兼六園を始め、様々な観光名所が存在していることから、国内旅行を訪れる人がもっとおおくてもおかしくない場所だというのが見て取れるはずだ。しかしそれも交通機関が整えられていなかったことから、旅行にいく場合には自動車か電車を乗り継いでいくしかないという、すこしばかり行きづらかったのでしょう。それが今年2015年3月の北陸新幹線が長野から金沢市まで開通したことにより、多くの人が頻繁に訪れることを可能にしたのだから、今後益々観光地としてその地位を不動のものにしていくと予想できる。

そんな石川県で次に紹介する観光名所ですが、昔ながらの街並みが広がる金沢市を堪能するとなったら、絶対に訪れておきたいのが『金沢三大茶屋街』だ。その名の通り、多くの茶店が詰めあわせる通りとなっており、風貌は当時のまま異国情緒すら漂わせている雰囲気が何ともいえないモノローグを生み出している。国としてもその稀少性から『重要伝統的建造物群保存地区』として認定されており、その重要性がどれほど高いかが見て分かるはずだ。空襲で焦土とならなかったことで得られた石川県の観光名所、最大の見せ場とも言っていいでしょう。もしこの街が焼かれでもしたらどれほどの被害が出ていたのか、皆目検討もつかない。

ではここでは金沢三大茶屋街を順々に紹介していこう。

金沢三大茶屋街の概要

ひがし茶屋街

先に述べておくと、この茶屋街では現在進行形で商店は営まれています。その中でも日本最大級と言われる祇園に次ぐ茶屋街として知られているのが、『ひがし茶屋街』になる。規模の大きさは日本で二番目に大きく、石川県は金沢市に訪れた人々が兼六園と同様に訪れてみたいと思う場所としても知られている。その名の通り、茶屋通りとなっているわけだが、レトロな雰囲気で営まれている茶店で出されている商品はどれもこれも絶品となっている。

店内も一昔前の様相になっているので、都会の喫茶店とは全く異なる、かつて日本の茶店とはこういうものだったと想像するのが難しくない内装は訪れる人の心に潤いをもたらしてくれます。こう言ってはなんですが、石川県にいながら何故か京都にいるかのような錯覚すら感じられる風景は多くの人の心に余韻として残り続ける、そんな街並みになっている。

にし茶屋街

次に『にし茶屋街』について話をしよう。三大茶屋街の中でも規模としてそれほど大きくなく、全体的に100m程しかないのでこじんまりとした印象が見受けられるのがにし茶屋街の特徴だ。そんなにし茶屋街においても現在まで営業している店舗も多く、芸姑置屋も立ち並んでいることもあって、藩政期の時代特有の雰囲気を味わえることから、ひがし茶屋街同様人気の高いスポットになっている。

主計町茶屋街

そして最後に紹介するのは浅野川沿いにある茶屋街の『主計町茶屋街』だ。ひがし茶屋街の向こう岸に存在しているので、風情あふれる散策ができることから、地元の人はもちろん観光客も必ず足を運ぶ事が多い、人気の名所になっている。そんな主計町の街並みもかつて加賀藩だった頃を髣髴とさせる建造物があちこちに建てられており、そのどれもが人々の心を豊かにしてくれることから人気を読んでいる。

地味に問題になっている

こうした街並みは関東圏に住んでいる人にしてみればレトロ、何とも前時代的な家に住んでいるんだなぁと驚かれる部分もあるでしょう。それは少なからず否定出来ない部分でもある。ですが地元住民の意識はとても高く、現在もこうした町家に住むことを良しとし、伝統を思いやる心は抜群に高いと言えるのが特徴だ。しかしそれでも問題は出てきます、その一番に挙げられるのが人口の流動だ。家は住む人間がいればそれなりに様相を一定度維持し続けることは出来ますが、人の住んでいない家屋ほど廃屋になりやすいという面白い側面がある。

問題はある意味深刻で、いまだでもかなり多くの町家が存在していますが、それでも保存と開発の二律背反に押されながらも取り壊されていく町家は年間数百軒近くにまで上っているのだ。解体して更地にした場所は駐車場にするなど需要性を見出すことに成功するも、それも一時しのぎでしかなく、供給過多に陥ってしまったという。また現在の建築法に照らし合わせてみると、家そのものの強度があまりに心許ないということからも建て替えるかどうかの鬩ぎ合いが起きる人も少なく無いというから、シュールな問題だ。

ですが伝統を守るべきだという声も上がっていることから、最新を導入するための準備や受け入れがあまり整っていないともいう。こうした街こそ、維持し続ける努力と苦労は東京や神奈川などにはない部分でもある。良いと捉えるか悪いと捉えるかは人それぞれになりますが、文化を残すという点にこだわるなら取り壊しは最善とはいえない。これからも三大茶屋街を含めた環境の動向が気になるところだ。